数あるアブノーマル系のプレイの中でも一線を画す『SMプレイ』。
内容が特殊であるがゆえに、「痛い」「怖そう」といったマイナスのイメージを持っている方も多く、実際にSMプレイを楽しんでいる人口は少ない印象です。
ですが、意外にもSMプレイはバリエーションが豊富で初心者向けなものもあり、痛み以外の快楽も得られるのです。
そして今回の記事では、皆さんが気になっている「SMプレイの種類・やり方」について徹底解説!
さらに、SMプレイを行うときの注意点やおすすめの道具なども紹介していきます。
SMプレイに興味がある方や詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
SMプレイとは?興味や経験は意外とある?
まずここでは、「SMプレイ」がどんなプレイなのかをご紹介。
【SMプレイとは?】
サディズム思考の人間(S)がマゾヒズム思考の人間(M)を目隠ししたり道具で拘束したりなどしてお互いの欲求を満たすプレイ。
SMという字面で勘違いしやすいですが、SMプレイは決して相手の許可がなく罵ったり怪我をさせたりするDVのような遊びではありません。
本来は、愛と信頼で構築される魅力的なプレイなのです。
またSMプレイは立場を決めて行うことが大前提。
パートナーのどちらがSかMかをはっきり決めておくと、スムーズにプレイに入れますよ。
加えて、どちらかだけを極めるのも良いですが、SとMの両方ができればよりSMの世界を楽しめるでしょう。
SMプレイの経験済み人口の割合
とあるアンケートサイトで発表された「SMプレイを経験したことがある」割合を見ていくと、驚きの結果が出ていることが分かりました。
なんと、女性の5人に1人がSM経験者だったのです。
代わって男性は女性より少ない結果ではありますが、およそ15%の人がSMプレイを経験していることが判明。
数字だけを見ると、一部の男女が禁断の遊びとしてSMプレイを取り入れているみたいですね。
興味がある人口の割合
続いて、SMプレイに興味がある人の割合を見てみましょう。
こちらは男性だけの結果に絞りますが、経験済みの人数とは異なり、およそ3人に1人が興味アリと回答。
ただ興味関心はあるものの、SMプレイそのものへの恐怖や相手との関係性が崩れる不安などを懸念する声も上がっているようです。
SMプレイの種類とやり方を初心者から上級者向けに分けて紹介!
SMプレイと一口にいっても種類は様々。
初心者や未経験者には少し難易度が高いプレイもあるため、段階別でご紹介していきます。
初心者におすすめなSMプレイ7選
SM好き予備軍や未経験者におすすめなSMプレイはこちら。
【羞恥系】
・視姦(恥ずかしい様子を見つめる)
例)オナニー 観察
【拘束・縛り系】
・目隠し
・首輪(※道具の章で解説)
・手枷、足枷(※道具の章で解説)
【その他】
・放置
・くすぐり
・氷(氷で相手をびっくりさせる)
上記はあまりお金がかからない内容や、誰でも気軽にできるプレイを中心に挙げてみました。
SMプレイは奥深いのでまだまだたくさん種類がありますが、手始めにこの辺りからスタートしてみると精神的にも肉体的にもリスクが減らせるはずです。
では次に、首輪と手枷・足枷以外のSMプレイのやり方をそれぞれ紹介します。
視姦
羞恥を煽るためにM側の方の恥ずかしい格好(オナニーやトイレをする様子など)を見つめて見ましょう。
ご自身がMな場合はどういう風に見つめてほしいかを提案すると吉です。
S側の場合には、相手の要望を聞きながら自分の欲を出すと良いでしょう。
目隠し
こちらは、布やアイマスクなどで目を覆ってあげるプレイです。
できるだけ肌触りの良い素材の布を使用するがおすすめ。
放置
放置プレーはSMプレイの中でも取り組みやすい内容。
相手を道具や縛りなどで拘束しつつ、あえて何もしないor言わないというのがM心をくすぐります。
くすぐり
脇腹や足の裏、その他にも感じやすい部分をてや筆などでくすぐってあげると良いでしょう。
感じやすい方だと良い反応が見られるはずです。
氷
氷を使ったSMプレイは、お互いに危険が少ないので定評があります。
氷を肌に触れさせるでも良いですし、口移しでひやっとさせるのも良いでしょう。
ただし、火傷には注意です。
上級者向けのハードなSMプレイ7選
ここからは上級編です。
SMプレイに慣れてきた方やハード系なSMに挑戦したい方はこちらをどうぞ。
【拘束系】
・首絞め
・緊縛(紐やロープで縛って体の自由を奪うこと)
【調教系】
・イラマチオ(ペニスを喉の奥まで咥えること)
・射精管理(射精のタイミングを管理されること)
【刺激系・その他】
・ロウソク責め(専用のロウソクをM側の体にかけること)
・スパンキング(痛くないようにお尻を叩くこと)
・アナルファック(お尻の穴にペニスを挿入すること、AFとも呼ばれる)
これらはかなり難易度が高いハードなSMプレイです。
さらに挙げるなら、フィストファックと呼ばれる子宮責めや首輪を付けて散歩に行くなどの野外活動もハードなSMプレイに含まれます。
そして次で詳しく述べますが、ハードなSMプレイの中には最悪の場合だと相手が死亡してしまう可能性アリな内容もあるので、十分に安全に配慮してプレイしてください。
では次に、7つのSMプレイのやり方を見ていきましょう。
首締め
首締めはSM愛好家やSM玄人でもかなり難しいプレイです。
相手の様子やNGサインを気にしつつ、はじめは優しく首を締めると良いでしょう。
緊縛
緊縛の種類には、上級者が好む亀甲縛りや天井の梁(ハリ)に吊るすなどがあります。
ただ一歩間違えると相手を傷つけてしまいかねないので、手首や足首などを締めるところから始めるのがおすすめです。
イラマチオ
イラマチオは男性器を喉の奥まで咥えて愛撫することを指します。
このSMプレイはいきなり奥まで突っ込むとM側が吐いてしまうこともあるので、徐々に咥えてもらうと良いでしょう。
SMプレイはお互いの快楽が基本なため、イラマチオも嫌がるようであればすぐ止めるほうが吉です。
射精管理
こちらは射精管理という字面から察せるかと思いますが、射精またはオーガズムを制限するプレイです。
やり方は、男性器なら根元を締め付けたりペニスプラグを尿道に刺したりして射精が管理できます。
女性ならオーガズムということになりますが、本人であっても管理が難しいため責め過ぎないことがコツ。
ギリギリを追い詰めてあげるのが射精管理の醍醐味になるので、様子を伺いながら進めましょう。
ロウソク責め
ロウソク責めは、低温のSMプレイ専用のロウソクをM側にかけるやり方が主流です。
市販のロウソクだと跡が残る場合もあるので、最初はSMショップで購入するのがベスト。
スパンキング
お尻や足、腕など脂肪が大きい箇所をメインで叩くことがスパンキングの極意。
お尻が一番叩きやすいのと、失敗してもそこまで酷くならない箇所でおすすめですよ。
アナルファック(AF)
アナルファックは、アブノーマル好き・SM好きなら一度はやってみたいプレイ。
知らない方のために説明するとお尻の穴に陰茎を入れるプレイになります。
AFとも呼ばれるアナルファックですが、絶対に相手の直腸を綺麗にしてから陰茎(ペニス)を入れるようにしましょう。
また本来アナルは何かを入れる場所ではないため、じっくり2時間以上かけてほぐすようにしてください。
SMプレイの注意点!相手への思いやりは必須!
SMプレイにおける注意点をまとめてみました。
【SMプレイの注意点】
・怪我をしない、させない
・部屋やホテルを汚さない
・相手の嫌がることはしない
・アザや跡が残りすぎることはしない
・法に触れることはしない
・体調を気遣う
・言葉責めはただの悪口にならないよう気を付ける
・本気でNGな場合の合図を決める
・全てのSMプレイはお互いの同意の上で行う
こうしたルールを守っていれば、概ね安全にSMプレイを楽しめるはずです。
また、太文字にしている項目は特に注意したいポイント。
「双方の合意の上でSMプレイを行う」のは当然ですが、さらに「本気で止めてほしいときの合図を決める」ことで、お互いに安心できてより濃い内容のSMプレイが行えるでしょう。
初心者におすすめ!SMプレイに使える道具5選
ここからは、SMプレイ初心者におすすめな道具5つをご紹介。
どんな風に使うかも説明していきます。
また、上級者向けのグッズも一覧でまとめていますので、興味がある方はぜひご覧ください。
アイマスク
視界を遮断して、M側の興奮を昂らせることができる定番アイテム。
アイマスクは日常生活で使えるだけではなく、SM愛好家たちの世界でも人気が高い道具なのです。
さらにもうひとつメリットがあり、アイマスクはM側の羞恥を煽ることも可能。
どういうことかというと、まずM側がアイマスクを装着します。
そしてS側に縛られた後にアイマスクを外されることで、変容した自分の姿を確認させられるという辱めを受けることができるのです。
日常では味わえない興奮と羞恥を体験したい・させたい方やSMプレイの取っ掛かりを作りたいSM初心者は、まずアイマスクから使用することをおすすめします。
ロープ・縄
SMプレイでは、ロープや縄は相手の体を拘束するために使われたり、辱めるために使用したりがメインです。
また、AVやエッチなサイトなどでよく見かける緊縛プレイは、ロープや縄を使ったSMプレイの一種。
縛り方ひとつとっても色々な方法がありますが、はじめは手だけや足だけといった危険が少ない縛り方からチャレンジするのが吉です。
そしてSMやアブノーマルの世界ではロープは基本的な道具なので、これからSMの世界を極めるためにも一本持っておくと良いでしょう。
鞭(ムチ)
SMプレイで使う鞭(ムチ)には2つ種類があります。
ひとつは、バラ鞭。
こちらは名前の通り先端がバラけているタイプの鞭を指します。
もうひとつは、一本鞭。
SMショーやSMバー、個人間の熟達したSMプレイなど本格的なSMプレイを楽しむ方が愛用されています。
一本鞭のほうが強度が強く、当たったときの痛みもその分強いです。
ここで大体の方がお察しかと思いますが、初心者向きなのはバラ鞭。
一本鞭でのムチ打ちは、上手く使いこなさないと相手が怪我をしたり跡が残ったりといったただの暴力になりかねません。
ただ、バラ鞭であっても縦に振り下ろすように使わないと痛いだけで快感にはならないのでご注意ください。
足枷・手枷
足枷や手枷は、ソフトなSMプレイにうってつけ。
ほとんどの方が、M側の体の自由を奪うために使っています。
ロープや縄でも拘束することはできますが、手枷や足枷だと縛り方によっては優しめな縛りになるので初心者向けだと言えるでしょう。
また手と足を両方縛るタイプや、どちらかだけ拘束するタイプなど種類も豊富。
相手と相談しながら徐々にハードSMに変えていくこともできますよ。
首輪
首輪もSMプレイ初心者向けの道具。
見た目を変える目的もありますが、M側の屈辱感や支配されている気分を高める効果が主です。
時々、S側の方も権威を表す目的で装着されるようですね。
ペットと主人のような関係を築きたいと思っている方にもおすすめします。
【その他】SMプレイの道具一覧
その他ハードSMプレイやSM愛好家が使用するSMグッズ一覧はこちら。
【その他SMプレイの道具】
・ロウソク
・レザーライディングクロップ
・麻縄
・針
・SMプレイ専用のピアス
・ボールギャグ
・貞操帯
・乳首用クリップ
・電マ
・アナルプラグ
・拘束用の椅子やベッド
挙げた例は上級者向けのSMグッズばかりなので、SMプレイにかなり慣れた頃からの使用が良いでしょう。
SMプレイの知識を得たあとはホテルチェックも大切!
おおよその知識を付けた後は、SMプレイができるラブホテルも要チェック。
専用のホテルだとSMプレイ中の気分が盛り上がりますし、部屋にSMに使える道具も設置してあることが多々あります。
例えば東京にある老舗ホテルだと、バラ鞭・首輪・口枷・洗濯バサミ・アイマスク・ロープなどがあるようです。
そしてSMプレイができるホテルを使う際は、備品を壊さないことや過度に汚さないことを前提に使用を心がけると吉ですよ。
【風俗店】SMプレイを思う存分楽しめる風俗店へ行こう!
SMプレイに初めてトライする方だと不安が大きいでしょう。
さらに、彼女や奥さんには自分の性壁を打ち明けられないという男性も多いはず。
そこで、ご紹介したいのがSMプレイが思う存分楽しめる風俗店です。
マニア向け風俗と呼ばれるSMクラブやM性感マッサージ店などは特におすすめです。
段取りはヘルスやデリヘルなどの風俗店とさほど変わりません。
ただしサービス内容がハードになることが予想されるため、コースの長さや内容によりますが、一般的な風俗より金額が1万円ほど高くなることは覚えておきましょう。
ちなみに、SMクラブは男性がSでもMでも可能なお店が多く、M性感マッサージだと男性がMになることがほとんどです。
SMプレイは「愛情と信頼」が大事
今回は『SMプレイ』について様々なことを話しました。
本章でも述べましたが、SMプレイを行う場合プライベートでも風俗店でも相手への愛情と信頼が必要不可欠です。
間違っても無理やり強行したり、DVのような暴力になったりしないよう気を付けながらSMプレイを楽しんでください。
それではまた次回お会いしましょう。